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良き1年を迎えるために

鬼と豆

季節の変わり目の前日

子どもの頃のほろ苦い思い出に節分を思い起こす方も少なくないのではないでしょうか。子どもにとって節分は、悪い子のところに鬼の来る怖い日ですが、本来節分とは季節を分ける、または各季節の始まりの日の前日のことで、立春からの新年を災いの無い良い一年として迎えられるよう厄払いをするという日になります。旧暦では立春から1年が始まるとされているのです。この厄払いのための行事が豆まきで、鬼を退治し鬼に厄を持って帰ってもらうのです。また、福を巻き込んでいる恵方巻を食べる習慣のある方も多いものです。合わせて、イワシやそば、こんにゃくやクジラを食べると縁起が良い食べ物とされており、各地域や家庭ごとに習わしがあります。

本来の由来やしきたりとは

厄除けのための行事である豆まきは、語呂合わせによる魔目を鬼の目に投げつけて邪気を払う魔滅に由来し、福豆と呼ばれる炒り大豆を撒く行事です。現代では、節分の近づく季節になると、スーパーやコンビニなど至る所で、福豆と、紙でできた鬼の面や枡がセットになって売られています。近代ではこうした便利な商品が比較的安価でたくさん販売されているので、大豆を炒る家庭はほとんどなくなりました。また、年中行事として幼稚園や保育園、また小学校などでも豆まきが行われたり、給食に巻き寿司が出されるところもあります。本来は家長である父親や長男が厄を払うために豆を撒いていましたが、少しずつ本来の由来やしきたりが薄れてきているので、しっかりと後世に引き継いでいきたいものですね。